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地域密着型金融推進計画の進捗状況

地域密着型金融推進計画の進捗状況のご報告(平成17年4月〜平成19年3月)

平成19年5月 遠賀信用金庫

  1. はじめに
     金融庁が平成17年3月に公表した「地域密着型金融の機能強化の推進に関するアクションプログラム(平成17〜18年度)」に基づき、当金庫では同年8月に「地域密着型金融推進計画」を策定し、ホームページ等を通じて公表しております。同「計画」には、@事業再生・中小企業金融の円滑化、A経営力の強化、B地域の利用者の利便性向上、の3つの大項目について、定められた2年間に当金庫が行う具体的な取組み、目標、スケジュールなどを記載しております。これまで半年毎に、その進捗状況をご報告してまいりましたが、最終回の報告として、平成17年4月から平成19年3月までの進捗状況を以下のようにまとめました。

  2. 大項目毎の進捗状況、分析・評価、今後の課題

    @ 事業再生・中小企業金融の円滑化

     最重点項目に掲げた企業支援活動は、平成17年度初頭に89先を選定し、「企業支援プロジェクトチーム」を中心に「経営改善計画」に基づく支援を行い、同年度中に1割強にあたる9先のランクアップを実現いたしました。平成18年度は、より効果を上げるため対象先を36先に限定して支援活動を進め、同じく1割強にあたる4先のランクアップを行うことができました。その結果、不良債権比率(金融再生法ベース)も平成18年3月末に8.94%、平成19年3月末では7.28%となり、平成17年3月末の11.51%からも大幅に低下し、目標に掲げた「不良債権比率10%未満」を達成いたしました。
     創業・新事業支援機能等の強化では、融資役席者を対象に、業種別の審査ポイント、財務分析、企業支援についての勉強会を継続しているほか、18年度は不動産鑑定士による不動産評価の研修なども行いました。融資開拓の専門部隊である融資企画部門につきましては、本来の活動もさることながら組織を発展的に改変しながら定期的に人事ローテーションを行ったことで、融資相談力など培ったノウハウを営業店へ還元することができました。
     取引先企業に対する経営相談では、直ちに専門家と協議して迅速にお応えする「クイックレスポンス」の運用などを推進いたしました。
     事業再生に向けた積極的な取組みでは、福岡県中小企業再生支援協議会へ申請した2件の支援のほか、平成18年度下期には、整理回収機構(RCC)を活用する案件も具体化しております。
     担保・保証に過度に依存しない融資の推進等では、平成15年12月から取り扱いを始めた「元気フクオカ資金」のほか、平成18年10月より福岡県信用保証協会と提携し、信用金庫版スコアリングモデルを利用した新融資商品「おんしんビジネスサポートU」の開発を行い、保証協会を利用しないタイプの「プロパー特別融資」と合わせて推進しております。平成19年3月からは新たに、同スコアリングモデルを活用した製造業向け無担保融資商品の取り扱いも行っております。また、この分野では、平成18年7月に取引先の不動産会社が設立した特定目的会社(SPC)に対しノンリコースローンの実行および私募債の引受を行ったほか、平成19年2月には当庫をアレンジャーとした近隣4金庫とのシンジケートローン組成を発表するなど、多彩な活動を行いました。

     顧客への説明態勢の整備、相談苦情処理機能の強化では、苦情やトラブルに関する「相談・要望記録票」を受け付け、代表事例を選んで「事例集」として営業店および本部各部へ還元し、対応力の向上に努めております。懸案である約定書や契約書の差入方式から双方契約方式への変更につきましては、予想以上に時間を要し、引き続き作業を継続しております。

    A 経営力の強化

     この項目は、収益力とコンプライアンス態勢の両面についての強化を柱に据えて推進いたしました。概ね計画どおりに進行しております。
     リスク管理態勢の充実では、新しい自己資本比率基準である「バーゼルU」 
    に関する情報収集に注力し、共有を図るため関係部署にて月例情報交換会を持ちました。リスク管理委員会は、平成17年度、平成18年度に各4回を開催し、上記「バーゼルU」のほか、個人情報管理や大口貸出、業種別貸出などが報告協議されました。自己資本比率は、平成17年度が12.12%、バーゼルUが適用された平成18年度も12.10%(見込)となり、目標に掲げた「10%以上の維持」を達成しております。
     収益管理態勢の整備と収益力の向上では、引き続き融資企画部門を中心に据えた活動を行いました。上記のように、担保・保証に過度に依存しない新融資商品も実績を上げております。また、平成17年10月には保険や投資信託などの専門担当部署として業務推進部に保険証券課を新設し、お客様のニーズに十分にお応えできる態勢を整備し、活動を行っております。
     ガバナンスの強化では、役員と幹事総代との懇談会を実施したほか、より地域の声を反映するため、平成18年5月に幹事総代を1名増員して6名とし、平成19年度にはさらに1名増やして7名体制にするよう準備を進めております。また、平成18年度においても、他の金融機関に先がけ、11月初旬より「おんしんの通信簿(第19号)」にて、わかりやすい半期情報開示に努めております。
     法令等遵守(コンプライアンス)態勢の強化では、「コンプライアンス・プログラム」の適正運用のほか、@のように「(相談・要望)事例集」の有効活用を図りました。一方、個人情報にかかる業務の周知徹底のための教育や訓練を強化し、パソコンのセキュリティシステムや電算室の入退室管理システムを導入いたしました。
     ITの戦略的活用では、平成18年4月に「新営業店端末U」を導入し、九州信金共同事務センターでの研修を経て、信用リスク管理システムおよびALM/収益管理システムの本格活用に着手いたしました。
     協同組織中央機関の機能の活用では、信金中央金庫が信用金庫に提供する商品を活用して預け金利回りの強化を図ったほか、お客様向け特別金利定期商品のスプレッド運用も行いました。



    B 地域の利用者の利便性向上

     ご利用者である皆様の目線を重視し立案した諸施策につきましては、以下のように計画どおりに進行いたしました。
     地域貢献等に関する情報開示では、昨年に続き、平成18年も7月より、情報を満載したディスクロージャー誌「おんしんレポート」を公表いたしました。また、独自のミニディスクロである「おんしんの通信簿」も各年度に4回ずつ発行いたしました。平成18年度から新イメージ・キャラクターである「メチャ」を、全面的に採用しておりますが、この「メチャ・シリーズ」は、平成18年3月に行われた信用金庫PRコンクールにおきまして、全国の222に及ぶ応募作品の中で、最高賞を受賞いたしております。「おんしんレポート」と「おんしんの通信簿」は、当金庫のホームページにも掲載しております。
     地域の利用者の満足度を重視した金融機関経営の確立では、ご好評をいただいております「暮らしのあんしんコーナー」の窓口を、平成17年10月より業務推進部地域貢献課に移し、スタッフも増強して活動の充実を図っております。様々な工夫を凝らし、すっかりおなじみになった「地域共生店舗」では、岡垣支店、本店に続き平成17年7月に芦屋支店、同10月に福岡東支店をオープンしました。福岡東支店のシャッターや外壁、および折尾支店の電照看板には、上記のキャラクター「メチャ」が描かれています。また、平成19年6月のオープンをめざし、福津市の宮地嶽神社の入口に、5店めの「地域共生店舗」となる「みやじ参道支店」の建設が進められております。以上のほか、お客様をお迎えするため、全役職員を対象とした専門家による「接遇マナーアップ研修」や、顔面認証付全自動貸金庫の推進、地元作家によるカレンダーや「メチャカード」の配布、クラシックコンサートの開催等の施策をほぼ計画どおりに推進いたしました。  
     地域再生推進のための各種施策との連携では、上記と重なる項目のほか、地元経営者の勉強会・交流会との連携強化を推進いたしました。その結果、平成18年度上期には、北九州市の九州国際大学におきまして、若手経営者や当庫理事長を講師とする寄附講座を開設するに至っております。

    大項目毎の進捗状況等は以上のとおりですが、詳細につきましては、別紙「地域密着型金融推進の個別項目の進捗状況」「経営改善支援の取組み実績」「公表目標の達成状況」に掲載しております。




資料
PDF版
地域密着型金融推進の個別項目の進捗状況
(17年4月〜19年3月)
(約24KB)
経営改善支援の取組
(約8KB)
公表数値目標の達成状況
(約12KB)
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